木の魅力を引き出すことができる外観など木の家を建てる時のポイント
木の魅力を引き出すことができる外観など木の家を建てる時のポイント
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屋根の形で外観のイメージも異なる木造住宅
木の家を建設する場合に、特に重要な要素になるのが、家の外観です。
木を材料にした家ならではの美しい外観をデザインすることで、木の持っている魅力を最大限に引き出すことができます。
木造住宅のデザインを決める上で、外観に重要な影響を与えるのが屋根の形です。
同じ木造住宅でも、屋根の形を変えるだけで、木造住宅の持っている木の素材の魅力がより鮮やかに引き立ちます。
日本の木造建築に広く採用されている屋根の形としては切妻屋根があり、これは屋根の頂点の部分から下の方向に向かって二ヶ所に斜面が広がっているタイプの屋根です。
このタイプの屋根は西洋式の木造住宅にも多く採用されているもので、木の家の持っている優しい魅力を引き出すことができます。
切妻屋根を木造住宅に建設する場合には色も重要な要素で、家の本体の部分と色を調和させることで、より木材の魅力を感じることができるデザインになります。
切妻屋根は冬に雪の多い地域に木造住宅を建設するときも便利な設備で、屋根が傾斜上になっているので、屋根に積もった雪が自然に下に落ちるようになっています。
屋根の傾斜を大きくすれば、雪の特に多い地域でも、雪が下に落ちやすくなります。
その他の木造住宅に合った屋根のタイプ
木造住宅に設置できる屋根のタイプとしては陸屋根というタイプもあり、これは全体が平面になっているタイプの屋根です。
陸屋根を木造住宅のデザインに採用することで、切妻屋根とは異なったイメージの外観を作ることができます。
陸屋根の木造住宅は見た目がシンプルなのが特徴で、木材の持っている自然の雰囲気を生かすことができる屋根です。
日本の木造住宅に採用されている屋根の形状としては寄棟屋根も一般的で、これは屋根の頂点から前後左右に、斜面がのびているタイプの屋根です。
斜面が四方向に広がっていることから、他の屋根よりも安定したイメージの外観になります。
日本の木造住宅で採用されている特徴的な屋根の形状としては入母屋造りもあります。
これは屋根の上部が切妻屋根になっていて、下の部分が寄棟造りになっているのが大きな特徴です。
上下に異なった形状のデザインが採用されていることで、独特の重厚な雰囲気を持っている屋根です。
入母屋造りの屋根は、日本でも古くから格式の高いものとされていて、高級木造住宅のデザインにも多く採用されています。
寺院や城郭の建物にも採用されていて、中国や韓国の木造住宅でも広く見られるデザインです。
木造住宅の外観を決める窓
木造住宅の外観を決めるポイントとしては窓も重要な要素です。
窓のデザインにより、木造住宅のイメージも大きく変わるので、建物を設計する際には、特に気を使う必要があります。
窓のデザインで外観に大きく左右するのは窓の位置です。
表通りに面している場所に、大き目のガラス窓を設置することで、家全体の雰囲気を明るくことができます。
防犯性を高めたい場合には、通りに面している窓にシャッターを付けることもできます。
日当たりの良い場所に大き目の窓を設置することで、外観だけでなく、採光もしやすくなるので、電気代の節約にもなります。
設置する窓の数も木造住宅の外観には大きな影響を与え、窓の数が多いほど開放的なイメージの家になります。
設置する窓の種類なども家の外観の雰囲気を大きく左右し、日本の木造建築で広く採用されているのが、引き違いタイプの窓です。
ガラス窓を使用した引き違い窓が多くの木造住宅に見られる典型的な窓で、開け閉めがしやすいところもメリットです。
木のぬくもりが感じられる木の家
木の家は日本でも古くから建設されてきた住宅で、住宅以外の建物にも広く採用されてきました。
自然の素材ならではの住み心地の良さがあるのが木の家の大きな特長です。
無垢材を使用した家ならば、さらに木のぬくもりを感じることができる家を建てることができます。
高品質でありながら低コストで建設できる木造住宅は、日本でも非常に人気がある住宅です。
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