❄️【冬の室温17.91℃】福島県は全国46位。ヒートショックから命を守るための住まいづくりとは?
はじめに
「冬の寒さは我慢すればいい」——そう思っていませんか?
でも実は、その寒さが命に関わるリスクを引き起こす可能性があるんです。
特に注意したいのが、家の中での温度差が引き起こす「ヒートショック」。
今回は、福島県の冬の室温データをもとに、健康と命を守る住まいづくりについて考えてみたいと思います。
福島県の冬の室温は全国46位。平均17.91℃という現実
ウェザーニュースの全国「冬」調査によると、**福島県の冬の平均室温は17.91℃**で、全国47都道府県中46位という結果でした。
これは、冬の屋外の寒さに加えて、室内も決して「暖かい」とは言えない環境であることを示しています。
室温の差が引き起こす「ヒートショック」とは?
LIXILのコラムによると、ヒートショックとは急激な温度変化により血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険な現象。
特に冬の
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浴室や脱衣所
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トイレ
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朝起きてすぐの廊下
など、寒暖差の激しい場所で発生しやすいとされています。
「17.91℃」の室温は本当に安全?
一見、18℃近くあればそこそこ暖かいようにも感じますが、実際は高齢者や持病のある方にとってはリスクのある温度帯です。
しかもこの数字は「平均値」。ということは、リビングなど暖房が効いた空間がこの程度であり、脱衣所や浴室はそれ以下の温度である可能性が高いと考えられます。
つまり、家の中に「冷える危険地帯」が存在しているということなのです。
どうして家の中に温度差が生まれるのか?
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断熱性の低い窓や壁
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暖房設備が部屋ごとに限られている(部分暖房)
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隙間風や古い建具による熱の逃げやすさ
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節電意識によって「暖房を入れない空間」がある
こうした状況が、ヒートショックのリスクを高める要因になっています。
命を守る住まいの工夫:断熱リフォームと室温管理
✅ 窓の断熱性を高める(二重窓・断熱ガラスの導入)
✅ 浴室や脱衣所にも暖房設備を設置する
✅ 床や壁、天井の断熱改修
✅ 部屋間の温度差を減らすための間取りの工夫
✅ 高断熱仕様のユニットバス・暖房乾燥機能の導入
このようなリフォームは、「快適さ」だけでなく**「命を守る備え」**でもあります。
補助金を活用して負担を減らす
現在、国の「住宅省エネキャンペーン」などの制度を利用することで、断熱性向上やヒートショック対策のリフォームに補助金を活用することが可能です。
リフォームのタイミングでこうした制度を上手に活用することで、費用の負担も軽減できます。
おわりに
寒い冬を我慢するのは、健康と安全のためにも決しておすすめできません。
特に福島県のように冬の室温が全国平均よりも低い地域では、ヒートショック対策を意識した住まいづくりが大切です。
そして今は、季節が変わり、寒さも少しずつ和らいできました。
「もう寒くないから大丈夫」と思ってしまうかもしれませんが、だからこそ今がリフォームのチャンスでもあります。
☀️これからの季節こそ、住まいを見直すベストタイミング
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施工のしやすい時期(気温・湿度が安定)
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冬の寒さの記憶がまだ残っているうちに対策できる
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次の冬に備える余裕がある
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補助金制度の申請タイミングとしても今が好機
住まいの断熱性や室温の管理は、冬の問題だけではありません。夏場の冷房効率アップや熱中症対策にもつながります。
この春・夏を「快適で省エネな住まいづくりの準備期間」として、ぜひリフォームを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
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