これは何のテープ?【南会津町】
― サッシ・設備開口部まわりの“黒いテープ”の正体 🏠✨
こんにちは!
今回は、現場でよくいただくご質問のひとつ、
「あの黒いテープって何のために貼ってあるの?」
という疑問にお応えする内容です💡
施工中の家を見に来られたお客様や、建築中の写真をご覧になった方から、よく聞かれるポイント。
実はあのテープ、「仮留め」ではなくとても重要な役割を果たしています。
今回は、2つの写真をもとに、それぞれの開口部の防水処理について解説します🛠️
📸 サッシ(窓)の取り付け部に貼られた黒いテープ
まずはこちら👇
窓のまわりをぐるりと囲むように、黒いテープが施工されていますね。
これは、防水用の専用テープ(防水気密テープ)です。
🛡️ なぜサッシまわりにテープが必要なの?
サッシ(窓)は、壁に開けられた大きな「穴」に取り付けられる部材です。
そのため、外壁の中でも特に雨水が侵入しやすい弱点になります。
通常、窓はしっかりと取り付けるだけでなく、
周囲の防水処理を施すことで、雨仕舞(あまじまい=雨水が入らないようにする処理)を確保しています。
防水テープは、サッシと防水紙(透湿防水シート)との隙間を塞ぐ役割を果たし、
釘穴や継ぎ目からの浸水を防いでくれます。
✅ このテープの効果は…
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雨水の侵入を防ぐ
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壁内への風の吹き込みを防ぐ(気密性UP)
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壁体内結露のリスクを低減
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耐久性・断熱性の維持に貢献
つまり、黒いテープは「見えないけれど超大事」な防水・気密の仕組みなのです💪
📸 管機構(配管)の取り出し部分にも!
続いてこちら👇
こちらの写真でも、管のまわりにぐるりと黒いテープが施工されているのがわかりますね。
これもサッシと同じく、外部と接続する“貫通部”の防水処理です。
🌀 なぜ管のまわりにも防水処理が必要?
給気・排気ダクト、エアコンの配管、電気の配線など、
建物の壁を貫通して外とつながる部分はたくさんあります。
これらの開口部も、サッシ同様に雨水や風が入りやすい弱点。
放っておくと、配管の隙間から水が侵入してしまうことも…。
そこで活躍するのが、防水気密テープなんです✨
配管の周囲をしっかりと塞ぐことで、
雨だけでなく、冷気や熱気の侵入も防げるため、省エネにもつながります🌱
👀 じゃあ普通のテープじゃダメなの?
この黒いテープは、ホームセンターなどで売っているビニールテープとはまったく違います。
建築用の専用防水テープで、以下のような性能があります👇
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長期間の耐候性・耐水性(屋外の過酷な環境でも劣化しにくい)
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伸縮性が高く、木材の動きにも追従できる
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凹凸のある下地にもしっかり密着
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-20℃〜80℃程度まで対応できる製品もあり
施工時は、職人がしっかりと丁寧に施工しています💪
🏠 仕上がれば見えなくなる部分だからこそ
これらの黒いテープは、外壁材が施工されるとすべて隠れてしまいます。
でも、雨が降るたび、風が吹くたびに、その“見えない仕事”が建物を守ってくれているのです。
壁の中に入った雨水は、見えないところで木材や断熱材を痛めるだけでなく、
気付かぬうちに家全体の性能を落としてしまいます。
「ただのテープ」に見えても、実は住宅の品質を左右する重要なポイントなんです🌧️
💬 まとめ
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サッシや配管のまわりに貼られている黒いテープは、防水と気密のための専用テープです
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雨水の侵入を防ぎ、建物の耐久性や断熱性を支えています
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こうした“見えないところの工夫”が、快適で長持ちする家づくりにつながっています
📝「完成したら見えなくなるけど、ちゃんとやってます」
そんな現場の様子を、これからもブログで発信していきます!
ちょっとした疑問や、「これってなんだろう?」ということがあれば、
ぜひお気軽にご質問ください😊
お家のことでお困りのことなどありましたら
ぜひご相談ください😊
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