夏に想う、雪の力 折れた垂木と小屋のこれから🌞→❄→🔧→🏠【南会津町の現場】
🌞暑い夏、ふと思い出す“雪の話”
じっとしていても汗がにじむような南会津の夏。
セミの声が響く中、現場での作業もなかなか過酷な季節です💦
そんなある日、お客様からこんなお電話がありました。
📞「冬の雪で小屋の屋根がへこんじゃって…垂木が折れたかもしれません」
さっそく現地に伺ってみると、確かに屋根が一部へこんでおり、軒のラインも少しゆがんでいるようでした。
――夏の盛りに「雪の被害」なんて、なんだか季節外れのようにも感じるかもしれませんが、
実は今だからこそ向き合いたい、“雪の力”と建物の話です☃️
❄ 南会津の「雪」は、音もなく効いてくる
ここ南会津町では、冬になると1メートル以上の雪が積もることも珍しくありません。
その雪は、音もなく、でも確実に建物へと“荷重”を与えていきます🏔️
特に簡易的な構造の小屋や物置は、母屋ほどの耐雪設計がされていないことが多く、
年を重ねるごとに木材が少しずつ劣化し、知らず知らずのうちに負荷が蓄積してしまうのです。
「今年の冬は無事だったけど、来年は…」
そんな不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
🔍 現場調査:垂木が折れ、屋根が一部沈下
現地で屋根を確認してみると、屋根の一部を支える「垂木(たるき)」が折れているのが分かりました🪵💥
垂木は、屋根の形を支える重要な部材。
これが折れてしまうと、屋根の面全体がゆがんだり、最悪の場合は雨漏りや倒壊につながることもあります。
ただ幸いなことに、構造全体に大きな影響は出ておらず、折れてしまった部分だけを交換すれば対応できそうでした🛠️
🔧 今回の修繕内容について
お客様とのお打ち合わせのうえ、以下のような内容で修繕工事を進めることになりました。
✅ 折れた垂木部分のみを新材で交換
✅ 屋根は折れてしまった面を新しく葺き替え(トタン屋根)
✅ 必要に応じて、下地材の補強も実施予定
今回は屋根全体の葺き替えではなく、被害の出た面のみを新しくやり直す形となりました。
他の面についても点検を行い、状態は良好でしたので、補修の必要はありませんでしたが、
下地に劣化が見られる箇所には部分的に補強を行うことで、今後も安心してお使いいただけるようにしています✨
見た目としては「片面だけ新しくなった」ようにも感じられますが、
周囲の色合いや納まりを配慮して施工していますので、仕上がりも自然な印象になる予定です🏠🌿
👣 修繕に向けての準備作業
この日は、まず作業に向けた下準備からスタート🏗️
-
小屋の周囲の雑草や樹木を一部伐採して作業スペースを確保🌿
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脚立や安全足場を組み、安全第一で作業できる体制を整備🔩
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使用する材料の下見・道具類の準備もこの日に完了🔍
炎天下の中での作業ではありましたが、スタッフ全員でこまめに休憩と水分を取りながら、無理のないペースで作業を進めました🧃
🌨️ 冬は遠くても、準備は“今”がベスト
「今は暑いから、冬のことはまたその時に考えよう」
そう思ってしまうお気持ちも、もちろん分かります😊
でも実は、冬の被害を防ぐカギは“夏の準備”にあるんです🔑
折れてしまった垂木も、突然の事故ではなく、少しずつ積み重なった負荷による結果でした。
「小屋の屋根、ちょっとたわんでるような気がするな…」
「以前より雪下ろしが大変になった気がする…」
そんな小さなサインを見逃さず、早めに点検・修繕することで、
大切な物を守ることができます✨
👷♂️ 次回は、修繕後の様子をご紹介!
次回のブログでは、完成後の写真とあわせて、修繕を終えた小屋の様子をご紹介します📸✨
垂木の交換や屋根の葺き替えはすでに完了しており、
すっきりとした屋根まわりの様子や納まりの工夫など、
これから雪の季節に向けて安心できる仕上がりとなりました❄️🏠
📣 おうちや小屋、ちょっと気になるところがある方へ…
屋根の上は見えづらい場所だからこそ、気づいたときには大ごとになっていることも。
「ちょっとでも不安を感じたら」まずは私たちにご相談ください。地元・南会津で家を守る工務店として、雪国での建物の“健康”を守るお手伝いをさせていただきます🏠✨
📌施工中の写真などは、Instagramでも随時更新しています!
→@大橋工務店の公式アカウント
お家のことでお困りのことなどありましたら
ぜひご相談ください😊
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@389exuor

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